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FAX NEWS


FAX NEWS No.18


発行責任者:谷 大二
2005年1月25日(火)発行

クルド人の*マンデート難民 父子強制送還される

 1月18日(水)、クルド系トルコ人難民の父子が、更に迫害を受ける恐れのある本国へ、国費により強制送還されました。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は彼らを難民として認定しており、「難民の地位に関する条約」に加盟している日本にとっては明らかな国際法違反となります。人道的配慮を第一優先に考えなければならない法務省が、彼らと、日本に残された家族との結合権を剥奪し、彼らの生存の権利をも不当に奪ったことは大変問題です。

*注:マンデート難民…国連の難民高等弁務官事務所が認定した難民のこと。


緊急院内集会開催

 1月21日(金)、クルド難民父子強制送還に抗議するべく、全国の難民弁護団や、支援団体が集い緊急院内集会を開催しました。このままでは残された家族も強制送還され、本国で命の危機に瀕する事になります。多くの議員が参加する中での懸命な訴えは、はたして法務省に届いたのでしょうか。1月24日(月)出頭命令が出ていた残された家族は、とりあえず送還を免れました。しかし、私たちは引き続き高い関心を示し、彼らのような難民が今後送還されることの無いように取組まなければなりません。本国に帰されてしまってからでは、取り返しがつかないのです。

カトリック難民移住移動者委員会も抗議文を出しました


総理大臣 小泉純一郎 様

法務大臣 南野智恵子 様

入国管理局長 三浦正晴 様

抗議及び要請書

2005年1月21日

 日本カトリック難民移住移動者委員会は、2005年1月18日に行われたトルコ国籍クルド人父子送還に関して、断固抗議する。

 父子は、トルコ国内での政治的迫害を逃れ日本に滞在していたのであり、その高い難民性をUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)からも認められていた。にもかかわらず、日本政府は国内において彼らを庇護しないばかりか、更なる迫害を受ける恐れが強い本国へと送り帰した。当委員会はこれらの行動を、彼らの生存の権利を脅かす極めて非人道的な行為と見なし、断固抗議する。

また、この送還が「難民の地位に関する条約」33条および35条に抵触する明らかな国際法違反であると共に、2004年12月に施行された「入国管理及び難民認定法」に関する付帯決議(2004年4月15日付参議院法務委員会決議)第3項に反した行為であると考える。これは、日本政府が国内外で常々呼びかけている国際協力の意に、真に逆行する行為である。

よって当委員会は、日本政府が、この父子の安全を責任を持って確保すると共に、引き続き日本に滞在する残された家族に対しても適切な保護措置をとるように強く要請する。また、今後全てのマンデート難民に対し、今回のような本国への強制的送還が繰り返されないよう、強く要請する。

以上

日本カトリック難民移住移動者委員会委員長 さいたま教区司教 谷 大二

団体:日本カトリック司教協議会 社会司教委員会/日本カトリック正義と平和協議会/日本カトリック部落問題委員会/うえるかむ・はうす(札幌カトリック滞日外国人センター)/OPEN HOUSE(カトリックさいたま教区国際交流センター)/CTIC(カトリック東京国際センター)/PACEM(カトリック横浜司教区 難民移住移動者 横浜司牧センター)/共の会(カトリック名古屋教区内)/名古屋カトリック難民移住移動者委員会/カトリック大阪大司教区シナピス(難民移住移動者委員会)/カトリック難民移住移動者委員会広島(JCARM広島)/美野島司牧センター(カトリック福岡教区司牧センター)

個人:カトリック札幌教区 難民移住移動者委員会担当司祭 /カトリックさいたま教区 難民移住移動者委員会担当司祭/カトリック新潟教区 難民移住移動者委員会担当司祭/カトリック高松教区 難民移住移動者委員会担当司祭/カトリック長崎教区 難民移住移動者委員会担当司祭/カトリック大分教区 難民移住移動者委員会担当司祭


スマトラ沖地震 大津波の被災者へ、牛久収容所から手紙と募金

 昨年末、12月26日に起きたスマトラ沖地震による大津波の死者が、20日付のロイター通信によると、22万6000人以上となりました。当初11万人程と言われていた数が、残念なことに大きくふくれあがっています。また、ユニセフ(国連児童基金)や地元NGOによると、親を津波でなくし、家も失った多くの子どもたちに、人身売買の魔の手が深刻に忍び寄っているとの報告もあります。これらの悲しい事態を深く憂慮し、当委員会も追悼の念を表明します。

 一方、国内の移住労働者、難民の方々にも、本国でご家族が被災した人が多くいます。カトリック教会においても、宣教のために来日している神父さまたちの御親類が被害に遭っているという報告が入っています。そのような中で、彼ら主体の支援活動、募金活動が各地で起こっています。特に、先日は入国管理局の牛久収容所から、励ましの手紙と募金が届いたそうです。自らも苦しい状況に置かれる人々が共に支え合い、励ましあう姿を世界中で見る事が出来ることは、一筋の明るい光のようです。これを機会に多くの人々が違いを乗り越え、支援の輪で強く結ばれることを願います。


耳よりイベント情報

 日時:1月29日(土)12:00〜16:00第19回「外国人住民基本法」の制定を求める全国キリスト者集会/テーマ:共に食べよう、歌おう、踊ろう…そして祈ろう!/場所:カトリック目黒教会(JR山手線「目黒駅」西口徒歩3分)/プログラム:【第一部】フェスティバル、【第二部】礼拝&集会(メッセージ岡田武夫 東京教区大司教)、【第三部】交流会/主催:外登法問題と取組む全国キリスト教連絡協議会(外キ協)。/各国料理の屋台あり、難民、在日コリアンの人々からのメッセージもあり、楽しく国際交流したい方、問題に興味のある方などなど大歓迎!※詳しいお問合せは難民移住移動者委員会まで。


* このFAXニュースは、全国の関係団体・個人約1000ヶ所に、ファックスにて一斉配信しています。申込をご希望の方、また発送不要な方は、お手数ですが右記連絡先までご一報下さい。
* ご意見・ご提案などお待ちしています。
日本カトリック 難民移住移動者委員会
〒135-8585東京都江東区潮見2-10-10
Tel:03-5632-4441 Fax:03-5632-7920


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