日本語トップページへ  
Japanese
jpn
English
eng
Espanol
esp
Portuguese
pt
Vietnamese
vi
Korean
kor
前画面に戻る FAX NEWS インデックスへ FAX NEWS No,29へ

FAX NEWS


FAX NEWS No.28


発行責任者:谷 大二
2006年2月21日(火)発行

ペルー司教総会での移住者の現状報告

沖縄ペルー移民100周年


 2月22日(日)、前日の大雪の影響をもろに受け、4時間遅れで成田を出発、アトランタ経由でペルーについたのは23日午前3時だった。アメリカのテロ対策に基づく出入国の厳しさ、指紋押捺、顔写真のデジタル読み込みはいろいろと取りざたされていたが、実際に自分がその場におかれてみて、気持ち悪さこの上ない。何の抵抗もできない状況下で、あたかも犯罪人のように個人情報がデーターとして収集される怖さを体験したあと、リマ空港での人道的な扱い(高齢者、子どもを入国の長い列から優先的に手続きをするため、係官が高齢者と子どもを探しまわる姿)には救われる思いがした。


 

ペルー司教協議会にて

 2月24日(火)、朝から今回の旅行の目的でもあるペルー司教総会に出席した。濱尾枢機卿が「移住者へのキリストの愛」、移住者の状況について話し、それに続いて谷司教が、7〜8万人を上る在日・滞日ペルー人について話した。谷司教は、彼らの多くは東海道ベルト地帯;さいたま、東京、横浜、名古屋、京都、大阪の各教区内に多く生活していること、彼らへの社会保障、人権保障が脆弱であり、家庭、子どもの教育・進学等の問題を抱え、子どもたちはアイデンティティの問題にも直面していることなどに言及した。また日本の教会は、外国人信徒数が日本人信徒数を上回ることにより、彼らによって豊かに富まされ、彼らのケアにも取り組んでいるが、その一方で言語上の問題から十分な司牧がなされていない現状も話した。そしてペルーの教会と日本の教会、移民問題に関わっている人たちの協力、交流の必要性を話した。


沖縄からのペルー移民100周年

 今年はペルーへの沖縄からの移民100周年であり、24日の夜には濱尾枢機卿主司式、5人の司教10人の司祭の共同司式による記念のミサが荘厳に行われた。ペルーの国歌と、日本の君が代が斉唱され、沖縄移民の人々が二つの国の歌を大きな声で歌っていた。濱尾枢機卿の説教のあとに、谷司教が「この二つの国の歌を歌うことは日系人である皆さん以外にはないでしょう」と話した。26日には、日系人文化会館で沖縄移民の人に濱尾枢機卿が移住について話し、谷司教も日本でのペルー人移住者の現状を話した。谷司教の具体的な話しに、会場にはうなずきが多く見られた。また子どもたちの問題、アイデンティティの問題について話されると、心配そうな顔が目立った。「ペルーでカテキシタとして活動していても、日本に行くといつしか信仰から遠ざかるようになってしまうが、教会はそのような人たちにどのようなケアをしているか」との質問もあり、司教は「共同体がとても大事であり、大切な働きをする」とコメントした。話しのあとのお茶の時に、「日本から帰って来た」「子どもが日本に行っている」「話しを聞きながら、自分たちがペルーに来て体験したことと同じだとおもった」などの分かち合いがなされた。アイデンティティの問題、子どもの教育、そして、信仰を保ち深めていくことの大切さや難しさがあらためて浮き彫りにされた。


日系人子孫の信仰教育

 

 28日には、日系人司教代理館で濱尾枢機卿に対してペルー訪問の感謝の昼食会と青年の集まりがあった。リーダーとして活躍している青年たちが今まで育ててもらった日系社会の青少年への信仰養成の活動を紹介した。その後濱尾枢機卿が青年たちに語り、青年たちは日本での体験をもとに、今日本で信仰を生きることの難しさに直面している仲間にペルーからどのようにサポートできるか、日本にいる仲間と連帯をするグループとして活動していきたいと抱負を話し、濱尾枢機卿から励ましの言葉があった。ペルーで受けている信仰教育をインターネットなどで日本の仲間に送ることなどを考えていくようである。

 

 ペルー社会にしっかりと根を下ろし、社会に深く貢献している日系人の今迄の生きて来た道筋、そして、その移民・移住者を心にかけてケアして来たペルーの教会からたくさん学んだ旅だった。

感謝

野上幸恵(委員会事務局)



* このFAXニュースは、全国の関係団体・個人約1000ヶ所に、ファックスにて一斉配信しています。申込をご希望の方、また発送不要な方は、お手数ですが右記連絡先までご一報下さい。
* ご意見・ご提案などお待ちしています。
日本カトリック 難民移住移動者委員会
〒135-8585東京都江東区潮見2-10-10
Tel:03-5632-4441 Fax:03-5632-7920


前画面に戻る FAX NEWS インデックスへ FAX NEWS No,29へ
お問合せ : jcarm@cbcj.catholic.jp
Copyright 2005 J-CARM