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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.32

発行責任者:谷 大二2006年7月3日(月)発行


■□ 7月9日「船員の日2006」 □■“The day of seafarers 2006”


☆船員たちに心をとめてください
 Let’s keep the seafarers in our thoughts.

☆私たちの生活を支える輸入物資の99%は、船で運ばれています
 99% of our imported daily needs depends on the seafarers.

■□「船員の日」委員会メッセージ□■

 教皇庁難民移住者評議会は、7月9日(7月の第2日曜日)を「船員司牧の日」(Sea Sunday)と定め、世界中の信徒に船員たちのために祈るよう呼びかけています。

 「船員」というと、陸で生活している私たちには遠い存在のように感じられます。しかし、私たちの衣食住から日用品にいたる生活物資の海外からの輸入量は11億トン/年にのぼり、国民一人当たりにすると8トン/年になります。そしてその内90%が「みなと」を経由しています。つまり、船員たちの働きがなければ、私たちの生活、生命が成り立たないほど、私たちの生活は「船員」と深い関係を持っています。 船員たちは長期間にわたって家族と離れ、孤独のうちに仕事をしています。しかも、いつも危険と隣り合わせに生きています。東京湾で二つの事故が同時に起こったことは記憶に新しいことです。

 4月13日午前5時20分ごろ、千葉県館山市沖北西約9キロの東京湾口付近の海上で、フィリピン船籍の貨物船「イースタンチャレンジャー号」と貨物船「津軽丸」が衝突しました。イ号の左舷船首付近が破損して浸水し、正午過ぎに沈没しました。フィリピン人乗組員25人は無事救助されました。事故にあった船員はAOSのグループがたびたび訪船していた船員たちでした。事故後、彼らを訪問したAOSのメンバーの話では、その後、不眠症になったり、衝突の衝撃音を突然聞いたり、海を見ることができなくなるなどのPTSD(外傷後ストレス障害)に悩まされている船員が多いとのことです。

 一方、同日、午前6時15分ごろ、東京都江東区沖の海上でも自動車運搬船「さんふらわぁはかた」と、貨物船「海泉丸」が衝突するという事故が起こりました。一人の船員は、15年の船員生活の中で一番長い夜だったと語ったそうです。他の一人は南アフリカで沈没した船からの数少ない生き残りの一人だったそうです。 外洋では海賊に襲われる恐怖も付きまとっています。昼夜を問わず、見張りを交替でたてなければなりません。戦争などによる危険海域でも同様です。船員たちはそうしたストレスにも苦しんでいます。また、憲法9条が改正されれば、有事に真っ先に軍事荷役に借り出され、戦争の最前線に送り出されるのは船員たちです。

 こうした厳しい状況の中で私たちの生活を支えている船員たちのために、感謝と安全を神に祈ってください。そして、関心のあるかたは、当委員会またはAOS(Apostleship Of the Sea)に連絡をとって、一緒に船員たちを訪問するボランティア活動に参加してください。


2006年7月9日
日本カトリック難民移住移動者委員会
委員長 谷大二(さいたま教区司教)

+「船員の日」共同祈願 

 すべての恵の与え主である神よ、家族からはなれて仕事をしている船員の為に祈ります。彼らは私たちの食卓に上る食べ物、日用品、石油などを私たちに運んでくれます。彼らが安全な航海を終えて無事に家族のもとに帰ることができますように。また、船員とその家族の為に祈り、船を訪ね、支援している人々の為に祈ります。彼らがあなたの恵のうちに、船員たちを支えることができますように。


第1回「道の司牧06」 in 和歌山

 6月21(水)22日(木)、カトリック屋形町教会にて「道の司牧06」研修会を行った。「道の司牧」は、1950年代、近代化された「道」における事故が増える中で、道を利用する人々の倫理を問う形で始まり、1970年頃から「移動者」にあたる、ロマの人、サーカス団、長距離輸送に関わるトラックの運転手への司牧もそれに含まれるようになった。
 日本ではその意味での「道の司牧」の概念は定着していないが、それに当たると考えられた、野宿者への支援は、正義と平和協議会によって長い間行われている。今回の研修会は、その正平協との共催で、実現することができた。
 この2日間、長く現場で支援を続けている参加者によって多くの分ち合いが行われた。何故続けるのか?の問いに「そこにイエスがいるから」との声が聞こえる。野宿者への支援活動は、市民レベルでも様々な形で行われているが、カトリック信徒のみで、全国を通じて集うのは初めてのことだ。今後どのような広がりができるのか?委員会としても暗中模索の感があるが、何らかの形で継続できることを願っている。


UNHCR「世界難民の日」フォーラム

 1981年に日本が難民条約に加入して、今年で25年になります。それにあわせて、「世界難民の日」フォーラムが6月24日(土)ウ・タント国際会議場(UNハウス)で行われました。今年のテーマは「希望」(Hope)です。国連難民高等弁務官は、UNHCRが55年以上支援してきた難民たちの共通点として、「すべてを失ったにも関わらず、決して『希望』を捨てないこと」をあげ、「難民自身が希望を捨てないのに、どうして私たちがあきらめることができるでしょうか」と述べています。
世界中には難民・避難民が1920万人もいます。その8割が女性と子どもです。緒方貞子元国連高等弁務官は「グローバル化が進み、相互依存が深まる世界において、日本だけが平和でいられる時代ではありません…みんなが地球に共に生きる人間同士の連帯感を持って、どこかで苦しんでいる人にも思いを寄せていくことが大切です」とメッセージを寄せられました。
 UNHCRを一つのレストランと考えた時に、難民が“いのち”を満喫するために、各国、団体、個人が素材やレシピを持ち寄り、それぞれの難民に最も適した料理を創意工夫して共に作り上げることが大切です。では、人道支援において、日本はどのようなレシピを提供し、また提供できるのでしょう?
 活動を続けてきたそれぞれの団体から、’80〜2000年代のレシピが披露されましたが、本当に難民がおいしいと思って食べることができ、それが豊かな“いのち”の源となるようなレシピを創意工夫していくことが、日本においても課題のようでした。
 グローバル化というのは、プラスであれ、マイナスであれ“繋がる”ということです。今援助する側にいても、いつ援助される側になるか分からない。平和の不可分性、幸せの不可分性ということかもしれません。人間の安全保障とは、”LIFE”の安全保障であり、それは生命(Life)、人生(Life)、生活(Life)の安全保障であることが提示されました。
(野上記)


第6回 移住労働者と連帯する全国フォーラム北海道

 6月24日(土)、25日(日):北海道札幌市の北星学園大学にて、移住労働者と連帯する全国ネットワークによる、移住労働者と連帯する全国フォーラムが行われた。2年に一度開かれる同フォーラムは今年で6回目を迎えるが、毎回外国人を支援する市民グループのスタッフ、宗教関係者、法律家、学者らが多く参加する。  今回カトリック関係者の姿も多く、昨年度、難民移住移動者委員会全国研修会を中心的に行った、札幌教区カトリック滞日外国人センター、うぇるかむはうすのスタッフや、同委員会教区担当者の顔も見えた。
 全体会では、アルカイダとして誤認逮捕・拘留され、多くの人権侵害を受けたイスラム・ヒムさんや、移住労働者を取巻く社会問題に従事し、ネットワーク共同代表でもある渡辺英俊さん、また北海道ウタリ協会副理事長の阿部ユポさんらからの基調講演が行われ、また分科会では、「入管収容所・難民」、「医療通訳」、「外国人の出入国・在留管理」、「外国籍の子どもの教育」など全9つのテーマが設けられ、2日間にわたってそれぞれの地域の取り組みなどの情報交換が行われた。国レベルではなく、まず地域レベルで取組む。テロ対策によって外国籍市民への圧力が強まる一方、地域から始まる連帯、共生が進んでいる。次回フォーラムは、神奈川での開催を予定している(金子記)。


* このFAXニュースは、全国の関係団体・個人約1000ヶ所に、ファックスにて一斉配信しています。申込をご希望の方、また発送不要な方は、お手数ですが右記連絡先までご一報下さい。(登録無料)
日本カトリック 難民移住移動者委員会
〒135-8585東京都江東区潮見2-10-10
Tel:03-5632-4441 Fax:03-5632-7920
E-mail, jcarm@cbcj.catholic.jp

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