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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.43

                発行責任者:谷 大二 2007年9月18日(火)発行


人身取引に関する修道女対象 アジア太平洋地区セミナー

 

 2007年7月12日〜14日にボホル(フィリピン)でグローバル化している人身取引の予防方法について学び、被害者(サバイバー)のシェルターでのケアについて長年、修道会として組織的に取り組んでいる「善き牧者愛徳の聖母修道女会」の活動を通して研修し、人身取引に対する修道女会のネットワークをどのように構築するかが検討された。

 グローバルな世界で、人身取引者はグローバルなネットワークをつくり、女性、子ども、人々をモノ化、商品化して利潤を追求している。キリストに従い、時のしるしを読み取りながら最も援助を必要としている人々に関わる私たちも、一国にとどまらず、送り出し国、中継国、受入国として、それぞれの国にある修道女会が世界的にネットワークをめぐらせ、人身売買の被害者の権利擁護、人間回復、解放(救い)のために連携、協力して働くことが求められている。

 日本でも、人身売買の被害者のケアの必要性は大きく深刻である。DV被害者の保護施設はあるが、人身売買被害者のための特別な保護施設はない。人身売買の被害者のケアはDV被害者のケアと質を異にするので、特別なケアが必要である。人としての尊厳・人格を根こそぎ奪い取られた女性や子どものシェルターを設置することが急務である。
  

(野上幸惠)



J-CaRM 情報発信 4

在日韓国・朝鮮人高齢者の年金問題


ここのところ、毎日のように「年金問題」が世間を騒がせています。社会保険庁の行政不備、担当窓口での横領など、信じられないような問題が日々報じられ、私たちの将来の生活に大きな不安を与えるものであり、早急な対応が求められます。今回の一連の不祥事の発覚で、「年金問題」が大きな社会問題となりましたが、この問題をめぐって長年苦労を強いられてきた在日コリアン(韓国・朝鮮人)一世の人々の「高齢者年金訴訟」について紹介してみたいと思います。

 日本で暮らす在日コリアンの多くは、日本の植民地政策のために本国では生活していけなくなり、戦前あるいは戦争中に日本に渡ってくるしかなかった人々とその子孫です。戦争終了後も本国に帰る場がなく、そのまま日本に残り、身を粉にして働き続け、日本社会の発展を支えてきたのです。  
 こうした在日一世の人々は、年金もなく、何歳になっても働き続けなければならず、身体を壊し、苦しい生活のまま亡くなっていく人も少なくないのです。 「父は最初、九州の炭鉱で、タコ部屋のようなところで、奴隷のような扱いを受けていた。戦争が終わって、私も皆もやっと帰れると思いつつ、朝鮮全体が安定しておらず、住んでいた土地もどうなっているのかわからず、帰るに帰れなかった。10年以上も年金保険料を払ってきたが、期間が足りず掛け捨てになってしまった。今、福祉を受けて生活している。私たちが何故日本に定住し、こうした生活をせざるを得なくなったのかをどうしても伝えたい。」  

  彼らは、どうして年金をもらうことができない のでしょうか。1981年に法律が改正され、外国人でも年金制度に加入できるようになりました。が、最も年金を必要としている高齢者や障害者が締め出されたままになっているのです。年金の対象が広まる時、制度上の「谷間の人々」を救済する措置が必ず作られてきました(沖縄や小笠原の返還の時、中国残留孤児の帰国の時など)。また、日本人の場合、無年金障害者のために特別給付金法が2004年に作られました。しかし、外国人の場合は、無年金障害者や高齢者はそのまま放置されています。  

  彼らは、厚生労働省への要望、国会への請願を20年以上続け、無年金在日障害者や高齢者にも年金支給を要望してきました。今年も3万9千名の署名を集めて国会に請願書を提出し、厚生労働省とも交渉をしましたが、良い返事は得られなかったそうです。やむを得ず、2000年に在日無年金障害者たちが国を相手に裁判を起こしたのをきっかけに、京都、大阪で3件の在日無年金訴訟が争われています。そのうちの一つである京都の在日無年金高齢者訴訟は、2007年7月28日に第一審(京都地裁)が結審しましたが、判決は「棄却」となりました。原告団は即刻、大阪高裁に控訴しました。  年金の問題は大きな社会問題であると同時に「人権問題」でもあることに目を止めたいと思います。



委員会秘書交代の着任・退任挨拶

 この度、難民移住移動者委員会の秘書の任をお引き受けすることになりました。難民移住移動者をめぐる問題・課題は、ますます広範、多岐に渡ってきており、委員会の果たす役割も大きくなってきています。小教区の主任司祭との兼任ということで、前任者のSr.野上のような幅広い活動を行うことはできませんが、事務局の皆さん、担当者の皆さんの協力を仰ぎながら、務めていきたいと思っています。よろしくお願いします。

(東京教区司祭  川口 薫)


 

8月31日を持ちまして「日本カトリック難民移住移動者委員会」秘書の職を辞めることになりました。2004年4月からの短い間でしたが、日本で生活し働く外国人、日本に立ち寄る外国人の全国的状況を知り、それぞれの地で司牧活動に励んでおられる人々から多くのことを学ぶと同時に、教皇庁及び各国の委員会との連携にも多くを学びました。委員会の秘書として皆様への奉仕が十分でなく、不行き届きの多かったことをお詫び申し上げます。9月1日からは、東京教区の川口薫神父様が秘書の仕事をお引き受けくださいました。よろしくお願いいたします。神の豊かな恵みを皆様の上にお祈りし感謝申し上げます。  

(野上幸惠 聖心侍女修道会)


 



 


新刊紹介『5つのパンと2ひきの魚』―獄中からの祈りー
   フランシスコ グェン・ヴァン・トゥアン著   難民移住移動者委員会 訳

ベトナムのトゥアン枢機卿が獄中で綴った祈りが、当委員会訳で女子パウロ会から出版されました。深い祈りの本です。是非お読みください。ご希望の方は送料実費でお送りいたしますので事務局までご連絡ください。

 本体価格1300円+税(税込1365円)   送料:2冊迄160円



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難民、移住者、移動者のためにご支援をお願いいたします。
日本カトリック 難民移住移動者委員会
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