日本語トップページへ  
Japanese
jpn
English
eng
Espanol
esp
Portuguese
pt
Vietnamese
vi
Korean
kor
前画面に戻る FAX NEWS インデックスへ FAX NEWS No.45へ

FAX NEWS

 

FAX NEWS No.44

               発行責任者:谷 大二 2007年10月20日(土)発行


第33回カトリック「正義と平和」広島大会
      分科会「多文化共生社会をめざして〜外国人の人権〜」



 9月22日(土)〜24日(月)に「正義と平和協議会」全国集会が広島で開催され、「平和の使徒となろう〜殉教者を想い、自分の信仰を生きる〜」をテーマに、さまざまなプログラムが行なわれ、当委員会では、分科会「多文化共生社会をめざして 〜外国人の人権〜」に出席した。

 この分科会では、在日大韓基督教会付属の研究所として設立された在日韓国人問題研究所(RAIK)・所長の佐藤信行氏の経験豊かな講話と外国人登録者数に関するデータ等から在日外国籍住民を取り巻く現実について、学ぶことが出来た。特に外国人に関する機関や権利について、隣国韓国と日本との比較は興味深いものであった。

 経済のグローバル化に伴い、日本への入国者数が急増し、現在200万人を超える外国人が住んでいる。少子・高齢化による人口減少化時代の到来により、新しい外国籍人材も求められ、外国人労働力の導入は政府と財界の一致した政策ではあるが、同時に外国人を監視・管理する政策をも急速に進めている。また、外国にルーツを持つ子どもたちや国際結婚の増加により、教育上の問題、外国人を受け入れる自治体側の問題も浮上している。

 カトリック教会は、外国人と共に祈り歩むという意味で「多文化共生社会」のモデルに例えられる。ユートピア過ぎるのではないかという批判もあるが、日本語と外国語ミサの時間をずらして行なう等の工夫も多い。現実を知り、「共に生き、共に生かし合う」働きをどのように行ない、キリスト者としてどのように歩むべきか共に考える場を提供していただいた。
  

(事務局)




  ブラジル人司牧者の集い ----- 宝塚黙想の家(売布)



 2007年10月9日(火)〜11日(木)、全国ブラジル人司牧・協力者の会(CAPB)が開催され、約30人の司牧者たちが宝塚黙想の家(売布)に集い、充実した三日間を過ごした。

 今年のテーマは「青少年司牧」。初日は事前に行ったアンケート調査の分析、講演会、池長大司教様(大阪大司教区)のミサが行われた。講演には三重県から具志アンデルソン飛雄馬さんを迎え、日系ブラジル人3世として過ぎ越してきた様々な苦悩の体験(差別・いじめ・非行・更正など)が分かち合われた。現在は「多文化共生NPO世界人」を立ち上げ、外国籍の子どもや若者に生きる希望を与えるための生活相談や交流会を企画し、各地で講演・支援活動を続けている。参加者は、彼の大きな痛みを伴った講演を通して多くの光をいただいた。

 2日目は梅村司教様から、横浜教区の外国籍信徒司牧のガイドラインを基にお話を伺った。一つの教会として真の交わりを実現するためには、担当者だけではなく、すべての司祭・信徒が理解を深め、協力しながら取り組むことの大切さを強調された。また帰国と定住で揺れる不安定さが日本の教会への帰属意識を希薄にしている現実にも触れ、親の意識が子どもの信仰教育に影響していることも、あらためて浮き彫りになった。夜は初公開DVDを鑑賞。「PERMANENCIA」というタイトルで制作されたこのドキュメンタリー映画は日系2世3世の子どもたちが抱える問題や思いをインタビュー形式でまとめたもので、参加者からは共感の声があがっていた。

 最終日は、祝日を一日先取りして、ブラジルの巡礼地であるアパレシーダのマリア様のミサで始まった。2008年はブラジル移民100周年にあたるため、既に4月から長崎巡礼など記念行事が行われている。午前中の時間をフルに活用して今後の取り組みや来年度の集まりについて検討がなされた。一堂に会したブラジル人司牧者たちは、アコーディオンやギターの伴奏つきで母国語の歌を次々と歌い、終始リラックスした表情で過ごしいた。マイノリティとして日本で暮らす外国籍の人々にとって、日本社会はまだまだ壁が多く、多文化共生への道は険しい。ここに集った司牧者たちの働きが日本の教会を支える大きな力となっていることを再認識し、また今後の実りを切に願いつつ閉会した。


 (報告:事務局)





J-CaRM 情報発信 5


  牛久入管の医療問題



 茨城県牛久にある東日本入国管理センターの医療体制に関して、これまでも、たびたび問題点が指摘され、多くの関係者が改善を要求してきました。けれども、未だに十分な体制が整っていないのが実情です。

 山村淳平医師の報告によると、2003年から2007年の間に山村医師が面会した被収容者のほとんどが、収容後数日から一週間の間に不眠・食欲不振・頭痛などの拘禁症状を起こすそうです。そうした状況のなかで、いつ解放されるか分からない長期間の収容が続くのです。

 こうした精神的苦痛の他、身体的病状を悪化させる人も少なくありません。ところが、牛久入管では収容定員700名に対して診療している医師は1名のみで、しかも週に3〜4回勤務するだけです。

 また、収容所内での暴力行為も後を絶ちません。これまでも度々マスコミに取り上げられ社会問題となりましたが、今でも隔離収容室における暴力的対応が反抗的な収容者の抵抗を抑えるための一定の役割を果たしています。

 先日、3年前に強制送還されたパキスタン人が、特別な許可を得て再来日しました。彼は、収容所の警備官から暴行を受け、頚椎に損傷を受け痛みが治まらない上、左手が思うように使えなくなったと主張していました。収容されていた段階で弁護士に相談し、国家賠償を求める裁判を起こす準備をしていたところ、突然、強制送還されてしまいました。けれども、数人の 弁護士がグループを作り、収容所内の他の暴力事件と合せて、国家賠償請求の裁判を起こしました。

 今回、このパキスタン人は法廷で証言するため特別に来日し、9月13日に証言が実現しました。10月17日には結審となります。どのような判断がくだされるか、注目したいと思います。

  (さいたま教区・齋藤紳二助祭レポートより)





新刊紹介『5つのパンと2ひきの魚』―獄中からの祈りー
   フランシスコ グェン・ヴァン・トゥアン著   難民移住移動者委員会 訳

ベトナムのトゥアン枢機卿が獄中で綴った祈りが、当委員会訳で女子パウロ会から出版されました。深い祈りの本です。是非お読みください。ご希望の方は送料実費でお送りいたしますので事務局までご連絡ください。

 本体価格1300円+税(税込1365円)   送料:2冊迄160円



* このFAXニュースは、全国の関係団体・個人など約1000ヶ所にファックスにて無料で一斉配信しています。申込みをご希望の方、発送不要な方、Fax番号の変更は右記事務局までご一報下さい。(登録無料)
難民、移住者、移動者のためにご支援をお願いいたします。
日本カトリック 難民移住移動者委員会
〒135-8585東京都江東区潮見2-10-10
Tel:03-5632-4441 Fax:03-5632-7920
E-mail, jcarm@cbcj.catholic.jp
郵便振込口座:00110-8-560351

前画面に戻る FAX NEWS インデックスへ FAX NEWS No.45へ
お問合せ : jcarm@cbcj.catholic.jp
Copyright 2005 J-CARM