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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.47

                   発行責任者:谷 大二 2008年2月23日(土)発行

  第一回 ホームレスの人々のための国際司牧会議


 2007年11月26日〜27日、ローマにおいて、教皇庁の呼びかけにより野宿を余儀なくされている人々(ホームレス)のための司牧的な関わりを世界各国のカトリック教会に促し、励まし、組織的に取り組む指針を探るための国際会議が初めて開催されました。

 日本からは委員会代表として本田哲郎神父(フランシスコ会)が参加しました。以下に、教皇庁移住・移動者司牧評議会秘書アゴスチノ・マルケット大司教のメッセージ『主よ、いつわたしたちは、あなたを見ましたか?』を一部抜粋して掲載します。
(このメッセージの全文は、近日中に委員会ホームページに掲載する予定です。)


キリストと神の国のしるしとしてのホームレスの人々

 そこで、王は答える。「はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。」(マタイ25:40)福音の中のこの教えの核心は、キリストが貧しく弱く片隅に追いやられた人々の中にご自身の顔を見いだすようにキリスト者に呼びかけておられることです。疎外、軽蔑、苦境、疾病で苦しんでいても、人間の尊厳は失われないと、特に教会は証言しています。

 そして、ホームレスの人々はキリストのうつしとなり、教会、社会、そして世界に影響を与え続けています。キリスト者にとって、ホームレスの人々に心を配り、キリストをもてなすかのように接することは、彼らに最大限の尊厳とケアと尊敬を提供することにつながります。

 それは、彼らを単に私たちの愛と助けを必要としている存在として見るだけでなく、私たちに何かをしてくれる存在とみなすことを意味します。このような相互依存性を理解すれば、ホームレスの人々の尊厳に関してまったく新しい視野が開けます。

 そこから私たちが思い起こすのは、道を進まれるキリストは、私たちと共におられるということです。私たちは天の国と主の家に行く途中の仮の住まいにいるにすぎないのです。


(教皇庁移住・移動者司牧評議会 秘書 アゴスチノ・マルケット大司教)





J-CaRM 情報発信 7


  トラフィッキング(人身売買)問題

 日本をはじめ世界中の国々で、トラフィッキング(人身売買)が横行していると言われています。近年、急速に拡大してきたトラフィッキングは、現在では銃、麻薬に次ぐ世界第3位の犯罪産業となっています。その被害にあう人は、世界中で数百万人にのぼると言われ、そのうちの8割が女性と子どもです。暴力や脅し、あるいは言葉巧みな誘惑によって人権を蹂躙し、それによって利益を得ようとする行為は、性風俗産業、工場や農場なでの労働という形で行われています。中でも、女性と子どもの性を利用したトラフィッキングは、性風俗、買春、メールで花嫁を斡旋するなどの方法で広くまん延しています。

 性に関して比較的寛容で、大規模なポルノ・性風俗産業を持つ日本では、主にアジア各地や南米からの女性や子どもたちが、性的に利用されるトラフィッキングの被害にあっていることが報告されてきました。渡航費や仲介料として課される借金返済を迫り、来日した女性や子どもに売春や性風俗の仕事をさせる事件が頻繁に起こっています。

 日本や北米、西欧などの経済的に豊かな国々は、トラフィッキングの被害にあう人々が最終的に行き着く「受け入れ国」となっています。日本の場合、売春や性産業だけでなく、労働目的のトラフィッキングも大きな問題です。様々な産業で、安い労働力を得るために、外国人を劣悪な条件で働かせたりするという現状があります。その背景にあるのは、各国間の経済格差、日本へ出稼ぎを希望する人々、安い労働力を獲得したいという雇用者側、双方の思惑を利用しようとする悪質なブローカーの存在などです。

 日本国内におけるトラフィッキングは、外国人だけでなく、日本人の女性や子どもも性的利用を目的とした犯罪の被害にあっています。警察庁の調べによると、児童売春や児童ポルノによる被害を受けた児童の数は、毎年1,500人を超えています。児童売春は、国際法によってトラフィッキングの一つの形態とされています。

 世界中で、約70万から200万人の人が、国境を越えて人身売買されていると言われています(米国議会調査部 CRS)。国から国への取引だけでなく、国内で行われる人の取引は、その数倍にのぼると思われます。こうした実情は、神が創造された人間の尊厳、世界の秩序を著しく傷つけるものであり、この問題についての理解を深め、私たちに何ができるのかを考えていくことが大切ではないでしょうか。



新刊紹介『5つのパンと2ひきの魚』―獄中からの祈りー
   フランシスコ グェン・ヴァン・トゥアン著   難民移住移動者委員会 訳

ベトナムのトゥアン枢機卿が獄中で綴った祈りが、当委員会訳で女子パウロ会から出版されました。深い祈りの本です。是非お読みください。ご希望の方は送料実費でお送りいたしますので事務局までご連絡ください。

 本体価格1300円+税(税込1365円)   送料:2冊迄160円



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難民、移住者、移動者のためにご支援をお願いいたします。
日本カトリック 難民移住移動者委員会
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