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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.51

発行責任者:谷 大二 2008年6月21日(土)発行


■□ 7月13日「船員の日2008」“The day of Seafarers 2008”□■


  ☆船員さんを訪ねよう!

    長い航海の途上の船員さんは、あなたの訪問を待っています。


■□ 「船員の日」委員会メッセージ □■

   

 教皇庁難民移住者評議会は、7月13日(7月の第2日曜日)を「船員の日」と定め、世界中の司牧者、信者に船員たちのために祈るよう呼びかけています。

 「船員」というと、私たちには遠い存在のように感じられます。しかし、私たちの食の6割以上が輸入されていて、鉄鋼や車の輸出入なども含めると9割近くが輸出入に頼っています。その99%が「みなと」を経由しています。墓石すらほとんどが船によって輸入されています。私たちは「ゆりかごから墓場まで輸入に頼っている」といえます。私たちの生活は「船員」と深いかかわりを持っているのです。

  船員たちは長期間にわたって家族と離れ、孤独のうちに仕事をしています。しかも、いつも危険と隣り合わせです。外洋では嵐や海賊に襲われる恐怖と緊張が付きまとっています。戦争などによる危険海域でも同様です。船員たちは「みなと」で憩いのひと時を迎えます。恐怖と緊張から解き放たれるひと時です。そんなとき、彼らは人と出会い、会話を交わすことが大きな楽しみなのです。ある退役船員は次のように話してくれました。

  「世界中のあらゆる港を訪れました。いま、それぞれの港を思い起こすとき、船を訪ねてくれたボランティアたちの顔しか思い出せません。ひとり一人の顔と楽しく語らった思い出が私の財産です。感謝しています。」

  教会が港の近くにある皆さん、「訪船」というボランティアに参加しませんか?皆さんはしばしば病床訪問に出かけていると思います。

 それなのになぜ、船員訪問に出かけてくださらないのでしょうか。船員たちはあなたの訪船を待っているのです。

  教会が港から遠い皆さん、船員たちとその家族のために祈ってください。彼らの安全と家族の幸せのために。彼らにたいする感謝の気持ちをこめて。また、献金を集め、それぞれの教区で訪船活動をしている教会やグループを支援してください。

  AOS(Apostleship Of the Sea)は当委員会の一部門として、船員訪問を中心に活動しています。関心のある方はぜひご連絡ください。




2008年7月13日
日本カトリック難民移住移動者委員会
委員長 谷大二(さいたま教区司教)

   
   
    † 「船員の日」共同祈願 †  

    今日、7月13日は船員の日です。
    わたしたちの生活を支えている船員たちに感謝します。
    いつくしみ深い神よ、船員たちが無事に航海を終えることができますように
    お守りください。
    孤独のうちにある船員とその家族にいやしと平和をお与えください。

             (7月13日の主日のミサで祈ってください)


※難民移住移動者委員会では「船員の日」に合わせてポスターを作成し、全国の小教区、男女修道会宛に発送いたしました。NGO、NPO法人団体や個人の方でポスターをご希望の方は、委員会事務局までご連絡ください。





 道の司牧研修会 in 釜ヶ崎


 

 5月9日(金)〜10日(土)、ホームレス(野宿を余儀なくされた人々)を理解するために、本田哲郎神父(フランシスコ会)、特定非営利活動法人釜ヶ崎支援機構の山田實理事長、シスターマリア・コラレス(聖母被昇天修道会)を中心に、大阪・釜ヶ崎で「道の司牧研修会」を当委員会主催で行ないました。

  2007年11月、バチカンで初めて「ホームレスのための国際司牧会議」が開催され、教皇庁でもこの問題を世界規模で取り上げた会議を受けて、当委員会が企画したもので、教会の司牧的立場にある担当者・カトリック中央協議会職員を対象に、主に現地学習を少人数で体験しました。


出版部長・広報担当部長    下窄 英知

 この度、標題の研修に参加いたしましたので、印象に残ったことなどを簡単に述べさせていただきます。

 まず、長年釜ヶ崎とかかわってきたNPO釜ヶ崎支援機構代表の山田實氏のお話を聞き、釜ヶ崎支援は日雇い労働者の自立を目指すものであるということ、つまり、単に困難にある人を一時的に助けることではないという説明を受けました。そのための、地域・行政・日雇い労働者をとりまくさまざまな関連団体(暴力団も含む)との交渉の歴史や個々の体験をうかがい、「なるほど」と納得させられました。同時に、差別と偏見の壁を打ち壊すことがいかに大変であるかを思い知らされました。

 本田神父は、自分の体験と聖書の解釈によって、弱い立場に追いやられた人を優先することの大切さを説かれまし た。それは全くそのとおりだと感じました。

  全体を通して一番感じたことは、一人ひとりを大切にし、とりわけ生存が脅かされている人を優先するということ を、わたしたちが当然のこととして認識するために、啓発活動が必要である、ということです。多くの人が無関心のままでは、貧困や差別の問題は解決しません。当事者の自己責任を追及するまえに、その人権を保障することが優先されるのは当然です。この当然のことを、多くの人に知ってもらう必要があります。


◆カリタスジャパン事務局長   田所  功

 私にとって釜ヶ崎を訪れるのは5年ぶりで、5年前は教会の一信徒として越冬夜回りのボランティアに参加した。今回訪問して、5年前に比べていっそう事態は深刻になっていると感じた。3年前に夜間寝泊りするためのシェルターが新設されたということで多少の改善はあったようだが、相変わらず仕事に付く機会は改善されないまま、どんどん路上生活者の高齢化は進んでいる。

 研修の中で次のような話を聞いた。「釜ヶ崎に『共生』という言葉は使わないでほしい。『共生』するということは、その対象となる現実を黙認したことになる。我々に必要なのは『共生』ではなく、釜ヶ崎で路上生活をしなくてすむ社会を作るために働く事ではないか」。まさにそうだと思う。

  日本は経済的に発展し先進国になったと言われているが、一方で路上での生活を余儀なくされている人がいること を、仕方が無い事にしていないだろうか。経済発展の陰で、弱い立場に追いやられ虐げられた人がないがしろにされている現実を忘れてはいけないだろう。一人ひとりの人間が大切にされる社会を実現するために働かなければならない。




* このFAXニュースは、全国の関係団体・個人約1000ヶ所に、ファックスにて一斉配信しています。申込をご希望の方、また発送不要な方は、お手数ですが右記連絡先までご一報下さい。(登録無料)
日本カトリック 難民移住移動者委員会
〒135-8585東京都江東区潮見2-10-10
Tel:03-5632-4441 Fax:03-5632-7920
E-mail, jcarm@cbcj.catholic.jp

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