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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.55

               発行責任者:谷 大二 2008年11月22日(土)発行

J-CaRM 情報発信 14


 2008年度 難民移住移動者委員会
        全国研修会 in 名古屋(南山学園研修センター)                 


 


 2008年10月13日(月・祝)〜15日(水)の3日間、「共存から共生へ −ブラジル人学校の実状から−」をテーマに、難民移住移動者委員会の全国研修会が名古屋の南山学園研修センターで開催されました。難民・移住者・移動者に関わっている方や関心をお持ちの方が70名ほど参加されました。

 多様化する社会や教会の中で、外国籍の子どもたちの就学は大きな社会問題となっています。子供たちの多くは、言葉の問題もあって、学校の授業を理解することに困難を感じています。あるいは、級友たちの偏見や差別、親とのコミュニケーションの欠如、進学や就職の問題の他、日本の行政制度の壁もあります。

 こうした現状を理解し、どのような取り組みが可能なのかを検討するために、今回の研修会は、外国籍の子どもたちの教育に関して積極的に取り組んでいる愛知県で実施しました。

 会議初日は、日系ペルー人で、学校を中退した南米系外国人の青年たちの声を聞き取り、修士論文をまとめたカルロス・オチャンテさんと、ブラジル人学校の校長を長年務めたカヤノ・ジュサラさんの講話を聞きました。

 翌日は、2つのグループに分かれて、豊橋市と豊田市にあるブラジル人学校を見学しました。1995年に設立されたEAS(Escola Alegria de Saber)が経営する両校は、日本国内にあるブラジル人学校の草分け的存在で、同校の卒業生は、ブラジルでの卒業資格を取得することができます。子どもたちに聞いてみると、一定期間日本に滞在した後、ブラジル本国に帰る子どもたち が多いとのことでした。幼稚園から高校まであり、午前と午後の2部制で授業が行われています。日本の学校とはまったく雰囲気が違う中、子どもたちの人懐こい笑顔が印象的でした。

 研修センターに戻ってから、ブラジル人保護者の田中アルヒデス・ヒデオさんのお話を聞きました。ご本人の転勤を機に、家族で来日して17年目になるそうで、最初は企業との数年契約をしていましたが、子育てによい環境であると考え、日本に残ることを決め、現在、大学生の長男を筆頭に8人のお子さんを育てていらっしゃいます。子育てはリスクが高いけれど、機会と希望を与えられていると話されました。

 その後、5つのグループに分かれて、分かち合い・意見交換を行いました。
 研修会最終日は、前日の分かち合い・意見交換を各グループ別にまとめ、全体会で発表してもらいました。後日、この発表内容をまとめて「提言」として公にすることとしました。研修会は、谷司教様司式ミサでしめくくられました。

  短い研修会の中で、盛りだくさんのプログラムがありましたが、ブラジル人学校に限らず、外国籍の子どもたちの就学問題について考えるための、多くのヒントをいただけたと思います。




 
  2008 年度 AOS(船員司牧)全国会議
  
              

 

 10月27日(月)〜28日(火)、新潟県の妙高教会を会場に、2008年度AOS全国会議を開きました。

 テーマは「船員も教会共同体の仲間です」で、苫小牧、東京、川崎、横浜、直江津、糸魚川、神戸、福山、姫路、北九州、福岡の各港で働くメンバーが全国から集まりました。

 会議初日は、担当司教の谷大二司教と新潟教区担当者の佐藤勤神父の挨拶に続いて、コアメンバーの金 順鎬さんの司会で進められました。 谷司教様が移住者を迎える日本の教会の現状についてお話くださいました。日本の教会が多くの外国人を迎えた今、多国籍共同体作りは課題でもあります。

 続いて、開催地である直江津港におけるAOS活動について、フーベルト・ネルスカンプ神父たちから講話を聞き、個々で活動している互いの情報を交換し、課題等を話し合いました。

 次に、コアメンバーの山口正美神父による「船員司牧の手引き2007年版」とその実践について話がありました。祈りによる準備が大切で、訪船の目的は、キリストの証人になることだという宣教の心構えの基本についての印象的なお話でした。カトリック信徒以外の船員が乗る船での宗教を超えた体験についても分かち合うことが出来ました。

 今や、日本のカトリック信徒数が100万人を超え、外国籍信徒が50%以上という時代になっていますが、昔から港には多くの船員たちが訪れています。船員は家族と離れて、船という仕事と生活の場が同じ環境で、長期間過ごしています。ストレス、事故、海賊といった危険と隣り合わせの中で、私たちの暮らしを支える物資の輸送に従事しています。船員たちの働きが無ければ、スーパーマーケットの棚は空っぽになると言われます。

 AOSメンバーは、ポートチャプレンまたは、ボランティアとして船員たちに会うために訪船します。毎年7月第2日曜日の「船員の日」のポスターを作成していますが、今年の表題は「船員さんを訪ねよう」でした。船上でのミサの希望に応ずることや、教会に迎えることは、船員たちにとって大きな喜びになります。船員センターの設置も必要とされています。船員に対する奉仕は、世界的ネットワークとして、AOS(Apostleship of the Sea)の他に、MTS(Mission to Seafarers)、ICMA(International Christian Maritime Association)などがあり、AOSもバチカンの本部及びアジア、ヨーロッパなど地域ごとに組織化され、長い歴史があります。

 外国の港に入港すれば、ほとんどの港に船員センターがあり、訪船する人がいるのが常識ですが、日本には船員センターが極めて少ない状況です。教会の皆さんに、船員と家族のために祈り、AOSの働きを支えて下さるようお願いいたします。

 船員たちと出会うことは、異なる文化、習慣、生活との出会い、新しい人間関係を築く機会になります。AOS活動に興味のある方は、どうぞ難民移住移動者委員会事務局までお問い合わせください。

                      AOS船員司牧全国担当者 柳谷  豊

 

 

           




新刊紹介
『移住者と共に生きる教会』
   谷 大二司教 ほか・共著 
     
                    (女子パウロ会) 

 世界的な移住の現象のなか、日本にも外国からの移住者が急増している。移住者にとっても受け入れる側にとっても暮らしやすい社会はどうあったらよいのか?
 家庭・親子の問題、学校教育や労働問題などが抱える切実な現場の実情と、多文化共生に取り組むカトリック教会の対策と希望を、移住者からの生の声とともに簡潔に述べている。さまざまな国の人々といっしょに暮らす社会、日本人だけでは社会が成り立っていかなくなっている現在、国民一人ひとりが直面し生き方を見直すために助けとなる必読の書。
 是非お読みください。ご希望の方は送料実費でお送りいたしますので事務局までご連絡ください。

 本体価格1,100円+税(税込1,155円)   送料:2冊迄160円



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