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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.59

               発行責任者:谷 大二 2009年4月25日(土)発行

J-CaRM 情報発信 17


 2009年 法改定
     新たな在留管理制度 3                



 現在進められている入管法・入管特例法・住基法の改定は、これまでの入管法と外登法による二元管理を廃止して、入管法に一元化すると共に、外登法廃止にともなう外国人の「住民登録」は、住民基本台帳制度の中で行うというものです。それは、「在日外国人」のカテゴリーを大きく三つに分けて、より管理を強化することを目的としています。

 新しいカテゴリーでは、
1. 在日コリアンなど「特別永住者」に対して、法務省は入管特例法によって「特別永住者証明書」を市町村経由で交付する。
2. 短期滞在者や特別永住者を除く「中長期滞在者」に対しては、入管法によって「在留カード」を交付する。
3. オーバーステイなどの「非正規滞在者」に対しては、在留カードを交付しない。
ということになります。
 住民基本台帳では、「特別永住者」と「中長期滞在者」だけが対象となり、「非正規滞在者」は排除されることになります。

  「入管法」改定案では、中長期在留者に対する「在留管理」は以下の通りです。
1. 法務省は、外国人の在留管理に必要な情報、「入国・再入国・出国情報」だけでなく、「在留情報」も一括して集中管理することになる。
2. 長期在留者には「在留カード」が交付されるが、「短期在留者」や法務省が「不法在留」とみなす外国人には「在留カード」は交付されない。
3. 在留カードには、顔写真の他、氏名、生年月日、性別、国籍、住居地、在留資格、在留期間、在留期間の満了日、許可の種類とその年月日、在留カード番号および交付・満了年月日、就労制限の有無、在留資格外の活動許可を受けている場合、その旨が記載され、ICチップが搭載される。
4. 「身分事項」は地方入管局に届け、「居住地」については市町村を経由して届け出ることになる。届け出が遅れたり、虚偽の届け出をした場合には刑事罰が科される。
5. 所属機関の名称や所在地が変更になったり、その機関が消滅した場合、あるいはその機関との契約終了や新しく契約を締結した場合は、「14日以内」に地方入管に届け出なければならない。届け出が遅れたり、虚偽の届け出をした場合には刑事罰が科される。
6. 所属する機関に対して、個人単位で就労状況や就学状況などを地方入管に報告することが義務づけられる。情報提供をしなかったり、虚偽の情報を提供した機関に対して、今後は外国人の新規受け入れを認めない、あるいは、その機関に所属する中長期在留者の「在留更新」を認めないなどの措置をとることができる。
7. 本人が届け出た情報と、その人が所属する機関からの情報、市町村や警察庁など関係行政機関から提供を受けた情報とを照合することになる。
8. 法務省は、これらの照合作業と職権調査によって得た中長期在留者一人ひとりの「在留情報」を、在留期間更新や在留資格更新の審査において、あるいは在留期間の「途中審査」において活用し、在留許可または不許可処分を行うことになる。

 このように、新しい在留管理制度では法務省・地方入管の権限は各段と強化され、中長期在留者には、これまで以上の煩雑な手続きが求められるだけでなく、厳しい管理体制の下に置かれることになります。


 
 第4回 修道女のための外国人司牧セミナー
  
  「人身取引」            

 

 3月11日(水)、日本カトリック会館で修道女のための外国人司牧セミナーが行われた。このセミナーも既に4回目を迎えた。

 テーマは引き続き、「人身取引」である。「利益追求だけに走る経済システムの中で、人間が商品化され、人間の本来の尊厳が損なわれている。派遣切りにより多くの外国人が生活に困窮している。そんな中で、教会委員会の中でも外国人の生活問題が話し合われるようになってきた」「人身取引・現代奴隷制度に反対し、神のもの、人のものを取り戻していくことが神の創造のみ業への参与である」と委員長の谷司教は挨拶で述べられた。

 
UNANIMA(16の修道女会からなる国連のNGO)のアジア会議に参加されたシスター嶋崎すゑ子(コングレガシオン・ド・ノートルダム修道会)の「日本人男性の37%が性を買っているという日本の人身取引の現状」「人身取引のために年間95億ドルが動いている」という報告に愕然とさせられた。

 2月にカリタス・アジア主催の 「人身取引撲滅啓発ワークショップ」 に参加させていただき、政策提言(アドボカシー)は政策変革、社会変革を目指し、どの段階の啓発でもそれに繋がるものである等の報告を行った。

 午後には、東と西の地域に分かれて、より緊密なつながりを模索して分かち合いを行った。支援現場と啓発活動について何ができるか、何が必要とされているか忌憚のない話し合いがされた。

 来年度は、女性として、弱い立場に追いやられている女性、子どもたちとの連帯を強めていくために、ジェンダーの問題をしっかり学びたいとの希望が出され、検討することになった。

 また、さまざまな立場から、特に多くの男性に参加してほしいとの声があった。そして「人身売買の根絶を求める祈り」を各自が祈り続けることで被害者との連帯を表す決心をし、閉会した。    (野上幸惠 聖心侍女修道会)

 


 


 ご復活 おめでとうございます
  
              

 

 小さな田舎の教会で、聖金曜日に教会を訪れた小2の男の子が、空の聖櫃を覗いて、「イエスさまがいなくなっちゃった」と大騒ぎをしていました。その可愛らしい姿に私たち大人たちはほほえんでいましたが、日常、どこにイエスの姿を探し求めているのか、考えさせられる出来事でした。

 復活の後、イエスを空の墓に探し求める女性たちは、「あの方はここにはおられない。復活されたのだ」(ルカ24:6)という言葉を聞き、弟子たちに告げました。

 不況の中、失業者やホームレスが激増し、「出入国管理・難民認定法」の改定など、外国人を取り巻く環境は日増しに厳しくなっています。

 そんな中で、私たちは、どこにイエスの顔を探し求めているのでしょうか?復活されたイエスは、どこで私たちを待っておられるのでしょうか?イエスが送ってくださる隣人たちとともに、隣人たちの中で、復活のイエスに出会いたいものです。

  4月からシスター織田にかわり、事務局で働くことになったシスター細渕則子(ほそぶちのりこ)です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

Fax News59PDF版


新刊紹介
『移住者と共に生きる教会』
   谷 大二司教 ほか・共著 
     
                    (女子パウロ会) 


 世界的な移住の現象のなか、日本にも外国からの移住者が急増している。移住者にとっても受け入れる側にとっても暮らしやすい社会はどうあったらよいのか?
 家庭・親子の問題、学校教育や労働問題などが抱える切実な現場の実情と、多文化共生に取り組むカトリック教会の対策と希望を、移住者からの生の声とともに簡潔に述べている。さまざまな国の人々といっしょに暮らす社会、日本人だけでは社会が成り立っていかなくなっている現在、国民一人ひとりが直面し生き方を見直すために助けとなる必読の書。
 是非お読みください。ご希望の方は送料実費でお送りいたしますので事務局までご連絡ください。

 本体価格1,100円+税(税込1,155円)   送料:2冊迄160円



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