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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.65

               発行責任者:谷 大二 2009年12月5日(土)発行

J-CaRM 情報発信 21


 2009年度 全国研修会 in 福岡

 

 

 10月26日(月)〜28日(水)の3日間、「きかんね、みらんね、しゃべらんね」をテーマに、難民移住移動者委員会の全国研修会が福岡教区の大名町教会で開催されました。「〜ね」で終わる言い方を福岡市では、たくさん耳にします。

 

 「きかんね」は「(話を)きいてください」です。第一日目は、谷大二司教様と井上幸雄氏(アジアに生きる会・ふくおか)の話を聞きました。谷司教様による十戒の解説は、次の日の見学の下地になりました。井上氏は、日本に暮らすようになった外国籍の人々の人権を守るボランティア活動をしています。これまで関わってきた問題、特に子どもたちのことについて「分かち合い、共に生きる社会をめざして〜移住労働者とその家族の人権を守る活動から」というテーマで講演していただきました。最後に、日本国憲法の精神、特に前文に照らして物事に対応していくことの大切さを指摘されました。

 

 二日目は「みてください」と案内者の話を「きいてください」でした。実際、私たちは見学だけでな く、案内者の話を通してその人の信仰の声を聞きま した。参加者は2グループに分かれ、長崎県大村市と田川市へ行きました。大村市へは「現在」を、田川市(筑豊地域)へは「過去」を見るためです。

 

  1グループは、法務省の厚意により、大村入国管理センターの見学と説明を受けました。その後、植松教会へ移動し、柚之原寛史牧師の話を聞きました。柚之原牧師は長年、センターで暮らす外国人を訪問している方です。参加者は、柚之原牧師のセンターで暮らす外国人への深い愛と奉仕への熱意に感銘を受けました。帰り道、福岡県大刀洗町にある今村カトリック教会まで足をのばし、明治時代に建てられた聖堂にて祈りを捧げました。

 

 もう一方のグループは、筑豊を訪ねました。筑前(福岡市)と豊後(大分市)の間にある筑豊は石炭が多く産出する地域です。先の戦争中、約15万人の朝鮮半島からの人たちが筑豊の炭鉱で、それも過酷な労働を強いられました。北九州の瀬下幸弘氏の案内と説明(資料と肉声)は、私たちに希望を与えるものでした。自営業を調整して私たちのために導師となってくださいました。忘れられた人々を多くの人に知らせる役目が瀬下氏の使命感となっていました。大名町教会に戻り、交流会を楽しみました。

 

 「うたわんね、おどらんね」の時間となりました。大村にしても筑豊にしても、「外国で過酷な状態を生きる人々に歌と踊りの機会があるのだろうか、あったのだろうか」と思いました。自分の国の言葉と文化である歌と踊りは、きっと心に勇気と希望を生むからです。

 

 3日目は「聞いて、見て、分かち合い」をしました。最後は福岡教区の宮原良治司教様司式のミサにあずかりました。私たちの体験、黙想、絆を神さまに感謝しました。

 

 今回の研修会の準備と実行にあたり、多くの人の協力と行動力に驚きました。特に信徒の皆様の積極的な、それも自然な働きに感銘を受けました。それが見出されたことも今回の研修会は実りでした。「そうね。」(神さまの返事)                                      (川口 敏 大分教区司祭)

 

 

 


 
 正義と平和全国集会「さいたま大会」 第17分科会(川越教会)                              

 

 10月11日(日)、正義と平和協議会全国大会の第17分科会が、さいたま教区・川越教会を会場に行われました。テーマは、「多民族・多文化の人たちで構成される私たちの社会・教会 〜違いを超えて、平和のために共に祈る」でした。


 分科会はまず、川越教会の協力による国際ミサで始まりました。難民移住移動者委員会事務局の川口薫神父司式のミサには、日本人の他、日系ペルー人やベトナム人、フィリピン人など、多くの国籍の方があずかり、言葉の違いを超えて、世界の平和のために、今、私たちの身近で苦しい思いをしている兄弟姉妹のために、共に祈りを捧げました。


 ミサ後、2010年4月から施行される「新しい入管法」について、カトリック東京国際センター(CTIC)の有川憲治氏の説明・解説から学びました。新しい入管法は、ITを駆使して外国人を一元的に管理しようとするものであり、積極的に評価できる点もありますが、従来の外登法の種々の義務規定と罰則を軽減することなく、ほぼそのまま入管法に持ち込んでおり、多くの問題も孕んでいます。外国人登録証に代わる「在留カード」にはICチップが搭載されており、プライバシー保護の点からも問題があります。


 また、外国人住民制度では、中長期滞在者と特別永住者の他、一時庇護許可者・仮滞在許可者は対象となりますが、オーバーステイなどの非正規滞在者や難民申請中の仮放免許可者などは制度から除外されており、人権上の問題も少なくありません。外国人を「管理」するのではなく、「共に生きる」社会を実現していくため、今後も新しい入管制度の行く末を見守っていくことが必要です。


 その後、参加者は2つのグループに分かれ、日ごろ抱えている問題や悩みについて分かち合い、最後にもう一度全員聖堂に集まり、全体のまとめと祈りをもって閉会しました。




 

 

 

Fax News65PDF版




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