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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.68

               発行責任者:谷 大二 2010年3月27日(土)発行

J-CaRM 情報発信 23


 日系ブラジル人青年の声(3)

 

 

 今回のインタビューに答えてくださったのは、I・Mさんです。大阪教区在住の男性です。


 両親は父親が日系ブラジル人、母親はブラジル人です。9歳の時に来日したそうですが、自分がブラジル人であることをとても誇りに思っているそうです。両親の母国であるブラジルにも親しみを感じていますが、貧しいこと、仕事やお金が無いことなどに不満も持っているようです。


 ポルトガル語は、両親から学んだり、ブラジル人グループとの付き合いの中で学んでいるので、読んだり書いたりすることはもちろん、話すことにも問題はないようです。


 I・Mさんにとって、学校はけっして楽しい場ではないようです。友だちの多くは日系ブラジル人で、日本人の友だちもいるようですが、表面的なつきあいがあるだけで、内面的な悩みなどはけっして話さないそうです。差別は日常的で、周りの人から侮辱的な言葉をしばしばかけられるそうです。そんな時は、その場から逃げる以外に術を持っていません。クラス全体に問題が起こると、先生はI・Mさんが悪いと言って怒るので、平等に扱ってほしいと悲しげに話してくれました。


 彼にとっての唯一の安らぎの場は、やはり家族のようです。一緒に食事をしながら、学校で起こったことなどを話すことを楽しみにしているそうです。けれども、両親は仕事が忙しく、帰りも 遅くなることが多いそうです、そんな時にはひとりぼっちで、不安を抱えながら過ごしています。それでも、家族は彼のことをとても大切にしてくれるし、彼も家族を深く愛しているそうです。皆に心配をかけたくないので、できるかぎり、自分のことは自分でするように心がけていると語る表情には、家族を思いやる、とてもしっかりとした面が垣間見られました。


 最後にI・Mさんは、「将来、仕事が見つかるかどうか、それが心配です」と、ぽつりと言ったのが印象に残りました。

 


 2009年度 東京教会管区セミナー 外国につながる子どもたちの育成
 〜遠隔地へ向かう外国人信徒宣教師の活動をきっかけにして〜

 

 

 2009年度 東京教会管区セミナーが、2月26日〜27日、札幌エルプラザと北一条教会を会場に開催されました。札幌教区はじめ、東京教会管区の各教区から、約60名が集まり、教会の将来を担う子どもたち、特に外国籍やダブルの子どもたちの育成について、分かち合いや討論が交わされました。


 1日目は、主に、札幌教区の信仰教育の現状、特に、フィリピン人信徒宣教者の広域にわたる活動が紹介されました。北海道という広い地域での活動の困難さと同時に、多くのボランティアの支援によって活発に行われているダブルの子どもの学習支援など、子どもたちの育成のさまざまな側面についての発表がありました。その後、小グループに分かれて、信仰教育、学習支援、生活支援などについて、情報交換や分かち合いをしました。


 2日目は、会場を北一条教会に移し、10時から菊地 功司教司式のミサで始まりました。菊地司教は説教の中で、ご自分のガーナでの体験から、「外国人の心を理解することの困難さと大切さ」を話されました。その後、委員会担当司教の谷 大二司教の講話が行なわれました。谷司教は「外国人との共生」という演題で、教皇庁移住・移動者司牧評議会指針『移住者へのキリストの愛』を取り上げ、外国人の受け入れにあたっては「統合」(多文化共生)を目指し、外国人信徒の司牧にあたっては、彼らが仲間と出会い、キリストと出会い、そして、教会と出会い、教会の中での役割を担えるようになる事の大切さを説かれました。また、昨年7月に改定された入管法(出入国管理及び難民認定法)に触れ、在留カードの導入、またさまざまな罰則を伴う在留管理制度について説明されました。午後、まとめの分かち合いを行い、各自がこれから取り組みたいことをアンケート用紙に書き込み、外国人信徒のための働きへの意欲を新たにして、セミナーが終わりました。


 多くの事例発表を通して、札幌教区での活動を知る事ができ、分かち合いや、自由時間での交換を通して、教区内外のネットワークが広がったことも、このセミナーの収穫の一つだと思われます。これをきっかけにネットワークが広がることを願いつつ、参加者は、それぞれの場に派遣されていきました。





Fax News68PDF版




新刊紹介
『移住者と共に生きる教会』
   谷 大二司教 ほか・共著 
     
                    (女子パウロ会) 


 世界的な移住の現象のなか、日本にも外国からの移住者が急増している。移住者にとっても受け入れる側にとっても暮らしやすい社会はどうあったらよいのか?
 家庭・親子の問題、学校教育や労働問題などが抱える切実な現場の実情と、多文化共生に取り組むカトリック教会の対策と希望を、移住者からの生の声とともに簡潔に述べている。さまざまな国の人々といっしょに暮らす社会、日本人だけでは社会が成り立っていかなくなっている現在、国民一人ひとりが直面し生き方を見直すために助けとなる必読の書。
 是非お読みください。ご希望の方は送料実費でお送りいたしますので事務局までご連絡ください。

 本体価格1,100円+税(税込1,155円)   送料:2冊迄160円



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日本カトリック 難民移住移動者委員会
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