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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.71

               発行責任者:谷 大二 2010年6月26日(土)発行

7月11日(日)「船員の日」 The day of Seafarers


 委員会メッセージ

 教皇庁移住移動者司牧評議会は、毎年7月第2日曜日を「船員の日」として、船員のために祈る日と定めています。

◆ゆりかごから墓場まで

 石油、鋼鉄材料、車から食品、衣料品など生活に必要な物資の90%以上が船の輸出入に頼っています。私たちの食卓に並ぶ食べ物もそうです。いまや食卓も万国旗で飾られているのです。最近では墓石もほとんどが輸入に頼っています。私たちの生活はゆりかごから墓場まで船の輸出入に頼っているのです。


◆船員のことを思い起こしてください

 生活のほとんどが輸出入、つまり船員たちの働きに頼っているにもかかわらず、わたしたちはほとんど船員のことを意識せずに生活しています。「船員の日」をきっかけに、船で働く船員たちのことを思い起こしてください。


◆危険な航海

 船員はとても危険な状況に置かれています。航海中の病気やけがへの不安、嵐、海難事故…。船員は何ヶ月も航海を続けているために、家族と会う事もできず、家庭から遠くはなれて孤独のうちに働いています。家族の団らんや、ミサにも参加することができません。


◆港でのつかの間の憩い

  船員にとってつかの間の港での停泊がオアシスです。必要なものを買い、家族と電話で話し、教会に行って祈る。船に司祭を招いてミサをすることもあります。そうしたことが船員のオアシスでのささやかな幸せです。


◆オアシスのサポートがAOSの役割です

 そのオアシスをサポートするのがAOS(注)の活動です。船員と一緒に語り、一緒に祈る。そんな小さな出会いが船員には大きな喜びなのです。


◆船員訪問のすすめ

 みなさんは病床訪問や一人暮らしの高齢者を訪問していますね。それと同じように、AOSのメンバーは船を訪問しています。その週の「聖書と典礼」や祈りのカードなどを持って。必要であれば司祭に連絡して船でのミサを手配します。皆さんの教会の近くの港でも船員訪問する人が男女を問わず必要です。


◆どれでも結構です。協力をお願いします

1.「船員の日」のミサのなかで、船員に感謝し、彼らの安全を祈り、彼らの家族の平安を祈ってください。

2. AOSで企画している「研修会」(ポスター参照)に参加し、AOSの活動を知ってください。

3. AOSのメンバーと相談して、船員に配る小さなプレゼントを用意してください。

4. AOSのメンバーのために祈ってください。そしてAOSを支える活動を広げてください。  

                                    

 

        日本カトリック難民移住移動者委員会 委員長   谷  大 二

 

 

J-CaRM 情報発信 26


 日系ブラジル人青年の声(6)
                    


 今回は、愛知県在住のA・Mさん、22歳、男性の声を紹介します。


 しばらく前までは派遣の仕事をしていましたが、それも打ち切られ、今は休職中です。彼の話で大変印象的だったのは、自身の食生活に関するものでした。学校に行っていた頃、両親は週に 3〜4回は残業していたそうで、お腹がすくので、間食用にお小遣いをもらっていました。それで何を買うのかというと、コカコーラやガラナ等の炭酸飲料を買います。90年代以降に生まれた子どもたちはコーラが好きで、ブラジル本国でも「コカコーラ・ジェネレーション」という言われ方もあるそうです。


 そうやってお腹を満たした後、外で遊ぶことはせず、家の中でゲームをし、衛星放送でブラジルのテレビ番組ばかり見ていたそうです。その結果、肥満化する子どもが増加しました。彼の友人の中には、朝食に栄養ドリンクを飲んでいる子もいたのです。日系ブラジル人の間では、栄養ドリンクは身体に必要な栄養のすべてが含まれているマルチな食品だと信じられていたようです。


 それが直接的な原因ではないのでしょうが、彼も学齢期の頃は病気がちでした。ところが、彼を病院に連れて行きたくても、親は時給で仕事をしているので、なかなか休みが取れません。休みをもらうと「翌日から解雇」というようなこともあるようです。また、何とか病院に連れて行っても、言葉の問題があって、思うように病状を伝えられないもどかしさも感じたそうです。また、ブラジルとは医療のシステムが違うのか、彼らはあまり子どもを病院に連れて行かないそうです。その代り「ブラジルの親戚から取り寄せた薬を、自分の経験で一番いいと思われる方法で飲ませる」あるいは「ブラジル人コミュニティの間で出回っているサプリメントを飲ませる」ということも多いようです。


 日系ブラジル人の中には、健康問題を抱えている人が多いそうですが、彼らの健康問題を解決するためには、食生活、保護者の労働条件、金銭問題、公共サービスとの関わりなど、幅広い問題を総合的に考えていかなければならないと感じさせられました。

 

 

Fax News71PDF版


新刊紹介
『移住者と共に生きる教会』
   谷 大二司教 ほか・共著 
     
                    (女子パウロ会) 


 世界的な移住の現象のなか、日本にも外国からの移住者が急増している。移住者にとっても受け入れる側にとっても暮らしやすい社会はどうあったらよいのか?
 家庭・親子の問題、学校教育や労働問題などが抱える切実な現場の実情と、多文化共生に取り組むカトリック教会の対策と希望を、移住者からの生の声とともに簡潔に述べている。さまざまな国の人々といっしょに暮らす社会、日本人だけでは社会が成り立っていかなくなっている現在、国民一人ひとりが直面し生き方を見直すために助けとなる必読の書。
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