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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.72

               発行責任者:松浦 悟郎 2010年7月31日(土)発行

委員長就任メッセージ


 よろしくお願いします!

 私はこの度、難民移住移動者委員会を担当することになりました。この委員会が担当する範囲は、委員会のタイトルに示されているように幅が広くエキュメニカルな集まりや市民グループとの連携も含め、さまざまな集まりも多いようです。


 私自身、これまでも他国からの難民移住移動者との関わりがいろいろとありましたが、担当させていただくこの機会に、今一度、彼らを取り巻く日本の社会的、政治的状況、また送り出し国との関係など再勉強していきながら「国籍を超えた神の国」を目指して活動できたらと思っています。私のこれまでの関わりを振り返れば、大きく分けて2つの体験に分けられるので少し紹介します。


 私が最初に関わった問題は、1980年代に始まった指紋押捺拒否運動に代表される外国人登録法でした。直接的な動機は、自分の働いている小教区で多くの在日コリアンの子どもたちや青年たちと出会ったことで、その彼らがやがては指紋押捺などを 強制されていくという事実を突き付けられたこと でした。私は青年たちと一緒にこの問題を勉強し、会を立ち上げていろいろな集会や署名運動をやり始めたわけですが、このことは、ちょうどその頃開催されたNICE(福音宣教推進全国会議)の精神である「現実が信仰を問い、教会のあり方を問う」という体験そのものでもありました。


 90年代に入ってからは、“日系”として来日した特に南米からの人たちの関わりが一気に増えました。数年間、私のいる場が彼らのためのシェルターになり、ほとんど毎日、彼らの置かれた状況とその問題の解決のために走り回っていました。今振り返ると、彼らに関わることで実は自分自身の方が大きく変えられたように思います。


 こうした体験から、この委員会が具体的には問題解決のための活動が中心になるとしても、実際には彼らとの生きた関わりによって、日本社会も教会も、私自身ももっと開かれていき、新しい息吹が吹き込まれると信じ、期待しています。

 

                                    

 

  日本カトリック難民移住移動者委員会 委員長   松浦 悟郎(大阪教区補佐司教)



 

 

AOS(船員司牧)研修会


 6月10日(金)・・・東京港へようこそ!
                    


 「東京に“港”があるのですか?」 東京港において船員司牧を始めた当初から今に至るまで、幾度となく言われたこの言葉…。今回の研修会は、東京港の存在を知って頂くことに重点を置き、一日見学コースを企画しました。


 まず東京都港湾局の視察船『新東京丸』に乗船して、東京港の埠頭巡りからスタートしました。私たちの生活と産業活動に欠くことのできない物流拠点や、埋立地を利用した都市づくりの再開発現場など、船長さんの説明を聞きながら1時間30分程、海側から港を見学しました。


 湾岸のレストランで東京港を眺めながら昼食を味わった後、大井埠頭へ移動。世界各地の港と定期航路で結ばれている日本屈指のコンテナ埠頭ターミナルにて、国際貿易に関するVTRや私たちの生活を支える海上輸送などの説明を伺った後、屋上からコンテナヤード全体を見渡し港湾の働きを見学しました。質疑応答を挟んで、荷役中のコンテナ船の傍にバスで近寄り、船舶や港湾の風景を目の当たりにしました。


 訪船および手編みの帽子ボランティアの家族をはじめ、神父様やシスター方など50名程の参加者に加え、東京港湾関係団体や日本人の船員の方々も駈けつけて下さり、総勢60数名の皆様と共に、この上ない晴天に恵まれながら、品川駅での解散時まで、事故や怪我もなく無事に一日を過ごすことができました。


 東京港の船員司牧・福祉支援活動は、他の港と異なり、歴史も浅く、地域環境や状況もまったく違います。港への入構規制も厳しい中で、この度は港湾・船員関係団体からの多大な協力を得て、大人数の見学を快く受け入れて頂くことができました。


 船員や港湾労働者が懸命に働いている現場を訪れたり、私共AOSの活動を体験することまでは今回不可能でしたが、たとえ東京港の一部分であっても、直接足を運んで実際に見ることにより、港がもっと身近になり、私たちの何不自由のない日常を支えている船員や港湾労働者の存在を認識し、各自の生活と祈りの中で繋がっていくきっかけになったなら、と期待し願っています。            (聖心侍女修道会 岩井 美咲)



 7月10日(土)・・・船員司牧セミナーin神戸
                    


  前日の雨にもかかわらず、10日の当日は、素晴らしい晴天に恵まれ、82名もの参加者を迎えて、嬉しい悲鳴を挙げました。


  難民移住移動者委員会の前委員長である谷大二司教様の挨拶で開会しましたが、「司教が率先してこういう問題に関わっている」と、多くの人が感銘を受けたようで、特に、「病人訪問や高齢者訪問と同じように船員訪問をしてください」との言葉に、今まで気付いていなかったことに気付かされた人は多かったようです。


  神戸海員センターが「船員司牧活動」について30分ほどにまとめたパワーポイントは素晴らしく、船員たちの苛酷な労働や、生活が手に取るようによく分かるものでした。また、かつて船員だった若い日本人の話にも多くの質問が寄せられて、活気に満ちてはいましたが、「もっと船員の体験談が聞きたかった」という声もありました。


  昼食後、車を連ねて、神戸港めぐりをしまし た。フェンスの外から中を見つめる集団は、きっと異様でさえあったことでしょう。初めて見る巨大な車両運搬船に驚いた方がたくさんいました。


 まとめの全体会では、訪船や船員に贈る帽子作り、新聞・雑誌の回収などに多くのボランティア志望があったので、これからの積極的な活動が今後は、楽しみです。次のセミナーを期待なさる方も多いので、いままで知られていなかった「神の夢」が、少しずつ実現されていくようにと願っています。      (愛徳カルメル修道会 加藤 喜美子)



 

 

Fax News72PDF版


新刊紹介
『移住者と共に生きる教会』
   谷 大二司教 ほか・共著 
     
                    (女子パウロ会) 


 世界的な移住の現象のなか、日本にも外国からの移住者が急増している。移住者にとっても受け入れる側にとっても暮らしやすい社会はどうあったらよいのか?
 家庭・親子の問題、学校教育や労働問題などが抱える切実な現場の実情と、多文化共生に取り組むカトリック教会の対策と希望を、移住者からの生の声とともに簡潔に述べている。さまざまな国の人々といっしょに暮らす社会、日本人だけでは社会が成り立っていかなくなっている現在、国民一人ひとりが直面し生き方を見直すために助けとなる必読の書。
 是非お読みください。ご希望の方は送料実費でお送りいたしますので事務局までご連絡ください。

 本体価格1,100円+税(税込1,155円)   送料:2冊迄160円



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