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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.75

               発行責任者:松浦 悟郎 2010年11月30日(火)発行

J-CaRM 情報発信 29 


 日系ブラジル人青年の声(9)

 これまで、日系ブラジル人青年たちに様々な問題を語ってもらいましたが、今回でいよいよ最終回となりました。静岡県在住のW・S君(15歳)の声をお届します。


 W君の両親は日系2世で、W君が2歳の時、仕事を求めて来日しました。W君は祖父母と共にブラジルで暮らしていましたが、両親に呼び寄せられ、日本で生活するようになりました。両親は共働きで、一時は相当な収入もあったようですが、この不景気で収入は半減し、W君が通っていたブラジル人学校の授業料も払えなくなりました。W君のように、月に3〜5万円の授業料が工面できず、地域のブラジル人学校に通えなくなった子どもが急増しているのです。


 学校に通えなくなった子どもたちは、ただ家で漠然と過ごすだけです。W君も「何もすることがないのが一番辛かった」と言います。経済的に不安定な状態の中、「これからどうなるのだろう」 と不安が広がるばかりで、将来の夢や希望も「分からない」という状態です。


 今、W君は地域のコミュニティの支援を受けながら、公立学校に復学することを目指しています。「せっかく家族が一緒に生活できるように  なったのだから、もう離れて暮らしたくない」と語るW君の言葉には、家族に対する深い愛情が感じられます。手さぐりの状態ですが、何とか道を切り開こうと懸命なW君の姿が垣間見られました。

 



 

 

路上生活を余儀なくされる人々の司牧のための
第一回アジア・オセアニア合同国際会議
 First Integrated Meeting on the Pastoral Care of the Road/Street for the Continents of Asia and Oceania



 「路上生活を余儀なくされる人々の司牧のための第一回アジア・オセアニア合同国際会議」が、10月19日(火)〜23日(土)まで、タイのバンコク郊外の司牧研修センター「バアン・プー・ワアン」(種まき人の家)で行なわれました。主催は教皇庁移住・移動者司牧協議会(Pontifical Council for the Pastoral Care of Migrants and Itinerant People)、共催はマニラのF.A.B.C.人権推進事務局(FABC Office for Human Development)でした。


  参加者は、アジア・オセアニアの17カ国から57名の男女。そのうち47名がRev.やMsgr.の肩書きつき(修道者、司祭、司教)。女性22名、男性35名。


  バチカン主催のこの種の国際会議は、2004年「ストリートチルドレンの司牧」にはじまり、2005年「路上の女性たちの司牧」、2006年「路上移動者の司牧」、2007年「ホームレスの人々の司牧」と続きました。現代の教会がともすればなおざりに、もしくは後まわしにしてきた分野を、バチカンが課題別に取り上げて、全教会に対して正面から取り組むよう促すローマでの4つの国際会議でした。日本カトリック難民移住移動者委員会は、このうち4つ目の「ホームレスの人々の司牧」に参加者を派遣しています。


  バチカンは、引き続き世界各地で、大陸別に、同趣旨の会議を継続するよう求め、2008年にコロンビアのボゴタでラテンアメリカ国際会議、2009年にローマでヨーロッパ国際会議が行なわれ、そして今年2010年にバンコクでアジア・オセアニア国際会議が行なわれた次第です。2011年6月には、アフリカ大陸およびマダガスカルの国際会議が予定されています。どの会議もすべて、バチカンと地元の司教協議会の共催です。


  PCPCMIP(教皇庁移住・移動者司牧協議会)の代表アントニオ・マリア・ヴェルジョ大司教は、バンコクの会議に参加することはできませんでしたが、メッセージを代行のロビンソン・ウイジェシンゲ司教が朗読して、この企画が第二バチカン公会議の精神に基づくものであることを明言しています。


  アントニオ・マリア・ヴェルジョ大司教のメッセージは、現代における社会的弱者に対する教会の関心と共感の深さを、データをふまえて言い表しています。


  今回のバンコク会議の決議文(Final Document)が11月6日にE-Mailで届きました。これには各司教協議会、各教区での実践提案(Recommendations)もありますので、ぜひ、全文を翻訳して、各司教、各教会、カトリック新聞等に届けるようにご配慮ください。                (フランシスコ会  本田 哲郎)



  
*本田神父様の報告書内にある会議資料、メッセージ、決議文等の翻訳については、今後、委員会で検討する予定です。



                    

Fax News75PDF版


新刊紹介
『移住者と共に生きる教会』
   谷 大二司教 ほか・共著 
     
                    (女子パウロ会) 


 世界的な移住の現象のなか、日本にも外国からの移住者が急増している。移住者にとっても受け入れる側にとっても暮らしやすい社会はどうあったらよいのか?
 家庭・親子の問題、学校教育や労働問題などが抱える切実な現場の実情と、多文化共生に取り組むカトリック教会の対策と希望を、移住者からの生の声とともに簡潔に述べている。さまざまな国の人々といっしょに暮らす社会、日本人だけでは社会が成り立っていかなくなっている現在、国民一人ひとりが直面し生き方を見直すために助けとなる必読の書。
 是非お読みください。ご希望の方は送料実費でお送りいたしますので事務局までご連絡ください。

 本体価格1,100円+税(税込1,155円)   送料:2冊迄160円



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難民、移住者、移動者のためにご支援をお願いいたします。
日本カトリック 難民移住移動者委員会
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