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FAX NEWS

 

FAX NEWS No.92

               発行責任者:松浦 悟郎 2012年10月27日(土)発行

 
 
   2012年度 全国研修会 in 大分
       

 

 

  『いのちの泉は瞳の中に…』    (長崎教会管区代表 大分教区司祭  川口 敏)  

 遠い昔、私が若い頃、情熱あふれる先生(まるでライオン丸のようなスフィンクスのような方でした)から学んだヘブライ語で印象的だったのは、「泉」と「瞳」が同じ単語だということです。

  今回、「いのちの泉にみちびかれて 〜国籍を こえて 活かしあう信仰〜」のテーマで大分教会をメイン会場に、国東半島、杵築市、そして臼杵市で10月16日(火)〜18日(木)、難民移住移動者委員会の全国研修会を開催しました。「いのちの泉」はイエスさまのことですが、出会った人、協力してくださった人の瞳にイエスさまが宿っていました。

  第一日目、研修会はカテドラルで浜口末男司教様(大分教区)の歓迎の挨拶、難民移住移動者委員会の委員長である松浦悟郎司教様(大阪教区)の挨拶で始まりました。

  大分教会フィリピン人リーダー安部エミリー さんの講演『キリスト中心の犠牲  Christ Centered Sacrifices』を聞きました。ご夫婦で協力して、英語と日本語で講演の準備をしてくださいました。彼らの瞳にイエスさまが宿っていました。

  続いて、移住労働者と連帯する全国ネットワーク・共同代表の岩本光弘さんは『改定入管法施行後の事例報告』を熱く語りました。日本語での講演でしたが、彼の瞳に宿るイエスさまは講演を聞いていたフィリピン人たちに確かに受け入れられました。

  第二日目は分科会を行いました。ひとつは、福者ペトロ岐部神父の出身地を訪ねる1コース、 もうひとつは、移住労働者が働く造船所を訪ねる2コースを企画しました。どちらも嵐を呼ぶ参加者がいたようで、あいにくの大雨でした。

  1コースのペトロ・カスイ岐部神父記念公園は、大分市内から大分空港方面に約1時間移動したところにあります。近くには岐部川が流れ、岐部城址に整備された公園には、岐部神父の像や岐部神父が歩いた道のレリーフなどがあります。実際に岐部神父の出身地に立ってみると苦難を嬉々として耐えた岐部神父の生涯が栄光を表したものであったと感じます。大分教区の山下敦神父様が1コースの参加者たちのために豊後キリシタン史に関する資料などを作成して、丁寧なガイドをしてくださいました。その後、杵築教会を訪ねました。同行してくださった山下神父様のレクチャーがあり、昼食をとった後、九州豊後路の小京都と言われる城下町杵築の武家屋敷を散策しました。

  私は造船所を訪ねる2コースに参加しました。大雨の中、造船所の人たちは雨合羽を着て、外で私たちのバスを待っていてくださいました。約30人が入った部屋には全員のヘルメットと軍手が机の上に用意されていました。説明をする会社の方たちの瞳にも確かにイエスさまを見ました。

  巨大な船があり、その建造にフィリピン人が関わっていることに参加者のフィリピン人女性が誇りに思う瞳が輝いていました。フィリピン人が生活する寮の一部を見学し、ヘルメットをかぶった二人の司教様たちと参加者は、記念写真に納まりました。会社側の寛大な対応に感謝しています。

  その後、造船所から大分教区公式巡礼地「野津のルルドの丘」へ向かい、シスター方のいる施設内で昼食をとりました。院長シスターはマスクをしていましたが瞳はうれしそうでした。イエスさまが宿っていました。

 夕方、大分教会の近くのホテルで交流会をしました。その内容は私の瞳を開かせました。韓国人留学生たちによるマジックは深いメッセージが含まれていました。ダブルの子どもたちは素晴らしい演技を見せてくれました。マリアさまに扮した何故か険しい表情の女性の前で、最初はふざけていた子どもたちが、主の祈りとアヴェマリアの祈りを唱えると、マリアさまの顔は美しい微笑みの表情になっていました。子どもたちとマリアさまの瞳にイエスさまが見えました。テレビに出演出来そうなダンスを踊った中学生たち、フィリピン各地のダンスを連続で披露したフィリピン人女性たちの才能に驚かされました。神さまは何と 素晴らしい恵みを皆にお与えになったことでしょう。全員の瞳にイエスさまが宿っていました。

 最終日は報告会と松浦司教様によるまとめ、そして浜口司教様司式のミサによって私たちは自分の住む土地へ派遣されました。地元大分教会の協力と参加がありました。準備から実行まで実に多くの人の協力と助けがありました。神さまと皆様に感謝します。最後に三日間、参加者と一緒にいてくださった浜口司教様に感謝します。特にフィリピン人にとって幸いな日だったと思います。日本で働く自分たちの職場に司教が訪問してくれたということは、日本人が考える以上の喜びだったことでしょう。この大分教区での全国研修会が次のことにつながるようにこれからもお導きください。


 

                    

Fax News92PDF版


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