「すべてのいのちを守るため」というテーマのもと、2019年11月に訪日された教皇フランシスコは、最も弱い立場にある難民や移住者を受け入れ、寄り添うことを私たちに呼びかけられました。

日本の現実はどうでしょうか。

入管収容施設内では、インド人男性の自死やナイジェリア人男性の餓死などの痛ましい事件が立て続けに起きるなど、長期収容の問題が深刻化しています。これに対応するため政府が準備している入管法改定案は、日本に家族がいる、あるいは難民申請中であることを理由に、退去命令が出ていても帰国に同意しない外国人に対して刑事罰を科し、複数回申請の難民申請者を送還できるような内容と言われています。

昨年9月にオンラインで開催した全国研修会では、この問題を取り上げました。現在の入管制度、そして入管法改定案の問題はなにか、長く難民支援にかかわっておられる弁護士の駒井知会さんの講演、そしてお二人の当事者の方たちから証言をいただき、全国各地の活動現場からの報告と提言を聞きました。

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