教皇庁総合人間開発省は、7月の第2日曜日を「船員の日」と定め、世界中の司牧者、信徒に船員たちのために祈るよう呼びかけています。日本カトリック難民移住移動者委員会も、船員たちとその家族のために祈るよう皆様に呼びかけます。今年の船員の日は7月10日です。難民移住移動者委員会委員長の山野内倫昭司教による船員の日メッセージはこちら。
「ステラマリス」 とはカトリック教会に属する世界的な組織で、世界各国の港で船員たちを訪問し、歓迎し、福利厚生や心のケアを目的とした奉仕活動「船員司牧」を行う組織です。長く「AOS(Apostoleship Of the Sea)=船員司牧」と呼ばれていましたが、100周年を迎えた2020年に、船員センターの愛称として親しまれてきた「ステラマリス Stella Maris(ラテン語で『海の星』の意味)」が正式名称となりました。
港の近くの教会を会場に、隔年で船員の日近くの日程で開催されてきました船員司牧全国研修会を、今年はオンラインで開催します。
2022年度 船員司牧 ステラマリス 全国研修会
ステラマリスって何?
~私たちの生活を支えている船員たちを支えよう~
2022.7.18(月・祝)13:00〜17:00
オンライン(Zoom) 参加費:無料
私たちが生活するうえで欠かせない日用品の99%、日本の輸出入全体の99.7%が港を経由しています。
私たちの生活を支える船には、多くの人々が関わり、働いています。そこには、過酷な労働環境の中で働く船員の姿があります。長期間の航海での狭い生活空間、短い停泊の中での荷の積み降ろしという重労働を強いられ、特に新型コロナウイルス危機下でこれまでにない厳しい状況に置かれています。
2020年に100周年を迎えた「船員司牧=ステラマリス」は、教皇庁総合人間開発省の下にあり、世界を結ぶ教会内外のネットワークを通して、世界各国を移動する船員たちの福利厚生、医療、霊的ケア、祖国に残された家族の支援のためにも奉仕しています。日本では1980年代から全国各地で船員司牧が始まりました。
船員司牧は、港の近くの教会だけでなく、海のない県の教会でも行われています。船員司牧に様々なかたちで、すでに関わっている方も、関心ある方も、お声かけいただき、ふるってご参加ください。
プログラム(予定) ※変更の場合もあります
13:00 開始
13:15 ステラマリスの祈り
13:20 船員司牧についての神学的、聖書的な背景
13:50 休憩
14:00 船をめぐる現状を知る
1)船の種類について
2)船員たちの船の上での仕事や生活について
15:00 休憩
15:10 私たちの日常を支える物流が滞らないように
15:40 さまざまな船員司牧活動について
1)船員さんに帽子を送る会の映像紹介
2)船員たちの感想など
16:00 グループ分け、休憩
16:10 わかちあいの時間(ブレイクアウトセッション)
16:45 山野内倫昭司教のお話 まとめ 祝福
17:00 終了
参加申し込みは、こちらのフォームにご記入ください。Zoomリンク等、後日、お申し込み時のメールアドレスにお送りします。
主催・問い合わせ先:日本カトリック難民移住移動者委員会