「難民を虐げ、在留資格のない人の命を危うくする、 入管法改悪に反対します!」の入管法改悪反対署名への賛同、呼びかけの協力くださったみなさま、ありがとうございました。署名は現在22万筆を超え、まだ続いています。
その中で、入管法改定案が2023年6月9日、参議院で可決成立しました。今後の政令によって1年以内に施行されるということです。
カトリック教会も参加するエキュメニカルなネットワーク「外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会」(外キ協)では、即日、「入管法改悪に抗議し、難民・移民と共に生きる教会共同声明」を発表しました。
日本カトリック難民移住移動者委員会ほか「STOP!長期収容」市民ネットワークに加盟する7団体も、6月13日「声明:決してあきらめない ~入管法改定案可決成立を受けて ~」を発表しました。
「STOP!長期収容」市民ネットワークのポータルサイト、Open the Gate for ALL(https://www.openthegateforall.org/p/top.html)では、入管法改定案の問題点、国会審議中そして法案成立後も続いている各地・各団体のアクション、言論、基礎知識や情報がまとまっています。ぜひご活用ください。
また、カトリック新聞で2020年3月より掲載中の『人間の大地で、今』は、日本でほとんど知られていない「人間の尊厳」が脅かされる問題をより多くの人々にお伝えできるよう、J-CaRMの公式ウェブサイトで特例的に公開されています。入管法改定を考える一助として、新聞連載でも取り上げられた、名古屋入管施設で亡くなったウィシュマさん最期の日々の監視カメラ映像リンクも、『人間の大地で、今』サイトに掲載されています。こちらもぜひご覧ください。
人間を人間扱いしない改悪法の撤回と、本当の法改正をめざして、そして難民申請者や無登録外国人(非正規滞在者)、一人ひとりの命と生活を支えるキリスト教会、市民社会の働きにつながり、連帯して、引き続き、あきらめず、制度の改善をめざして前に進みましょう。今後も「国籍を越えた神の国をめざして」、ともにご参加、ご協力、お祈りをお願いいたします。